珍しい種類のパワーストーン
希少価値の高いパワーストーンは、それだけでパワーストーン好きから注目を集めます。
一番わかりやすいのは、ダイヤモンドやルビーなど誰もが知っている石で大きさが大きいものです。
これは誰が見ても珍しいとわかります。
ただ、珍しいというより高いだろうなとねたまれることのほうが多いかもしれませんが。
大きさとともに注目されるのが、あまり流通していない石、そして亜種のある石です。
亜種というのは、本来と違った性質を持つ石です。
たとえば感情の安定と洞察力の象徴であるアベンチュリンは青や緑の場合がほとんどですが、
ごくまれに赤いものが見つかることがあります。
ほとんどの人がルビーやスピネルなどと間違えるレアなパワーストーンです。
同様に日本では古来より勾玉(まがたま)などに使われ、
神聖な石として広く認識されているヒスイ。
出土される勾玉の色からもわかるとおり、ほとんどは緑色です。
色の濃い・薄いはありますがここからはみ出すことはほとんどありません。
ところがこれもごくごくまれに紫や赤の亜種が存在します。
赤は中国などアジアでおめでたい色です。
そのため、赤いヒスイは緑のヒスイ以上に珍重されてきました。
もっとも、染色処理で赤くしたまがい物の赤ヒスイが高値で出ていることもあるようですが・・・
ガーネット・トルマリン・サファイアは特に亜種の多い石です。
ピンク色の亜種はピンクトルマリンキャッツアイと呼ばれており、
洞察力・直感を高めるといわれます。
青い亜種は、パライバトルマリンと呼ばれ
精神の安定・調和・浄化・ストレス緩和をつかさどるといわれています。
パワーストーンははるか昔から決められた石だけと思われがちですが、
実はそんなことはありません。
日々新種が発見され、加えられています。
アゼツライトという水晶や、グリーンアメジスト、グリーンムーンストーンなどは
最近になって発見された新種で、パワーストーン界で話題になっています。
多様化する人間社会への、地球からの贈り物、といったところでしょうか。