パワーストーンの加工法
パワーストーンは石をそのまま持つのも一つの方法ですが、
アクセサリなどに加工するとまた違った良さが出てきます。
石の種類・大きさ・形状等によって加工方法も様々です。
石の力を増幅したり、調整するための加工をすることもあります。
石を加熱する加工は、石の色をよりくっきりさせる発色改善のために行われます。
また、石によっては加熱することで内在するパワーを高めるために加熱することもあります。
オーラ加工は石の表面に金や銀など別の素材を蒸着させる加工法です。
水晶に金などを蒸着させたのがアクアオーラ、インジウムやチタンを蒸着させたのがコスモオーラ、
アクアオーラより低温で金を蒸着させたものがゴールデンオーラ、
銀を蒸着させたのがオーロラオーラ、金と銀を蒸着させたのがローズオーラです。
同じ金属を蒸着させた場合でも、その時の温度などで色が全く変わるのは面白いですね。
水晶は中性的なパワーをもっているため、どんなものと合わせてもケンカをしません。
石に樹脂を含侵させるのが樹脂含侵です。
独特の風合いを出すために使われる加工法で、主にヒスイやエメラルドに使われます。
色のついた樹脂を使うと、石本来の魅力が失われてしまうことがあるので、
職人の経験とセンスが問われる加工法です。
イオン溶液等を使った加工もよく行われます。
傷がつきやすい石を保護する目的と、石本来の力を高めるために行われます。
これも石によっては悪影響を与えてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
あえて傷つける処理もあります。
クラック処理といい、マイクロ波で透明度の高い石の中にあえてヒビを入れることで
独特の模様をつくります。
石に傷を入れてしまうのでそのパワーが弱まってしまうリスクがあります。
ただクラック処理がうまくいったパワーストーンは、
光の角度によって中に虹が見えるなど、捨てがたい魅力があります。
最後に紹介するのは染色処理。
石に色を付ける加工です。
パワーストーンそのものに十分な魅力がある場合は、決してやるべきではありません。
染色処理が行われる石は、大抵質の低い石であることが多いです。